Night Doctor ナイト・ドクター【7】 (ページ7)

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思いページ7

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「な...何泣いてんのよ...」

『...いや参ったな...急にそんなこと言われても意味わかんないですよね...すいません

でも、治らない病気を抱えている患者さんは大勢います。...私もその一人です

私はがんを患っていて余命3ヶ月です』

「適当なこと言って...嘘でしょ？」

『嘘なら良かったんですけどね...本当なんです

私は...死にます』

気付けば私たちの様子を見ていた看護師、患者さんが私の話に涙を流していた。

『でもあなたは治ります。治療は苦しくて大変かもしれません、でもあなたはもう一度再出発することができます

だから...ここにいる医者に全てを任せてくれませんか？

この病院の医者は皆さん優秀です。患者さんのために手を抜いたりはしない

みんなずっとあなたのことを考えています。どうやったら一日でも早く退院できるか...

こうやって心療内科に提案するための治療計画を立てている医者もいるんです』

私は深澤さんのノートを拝借して彼女に見せた。

『私たちはあなたが退院できる日まで最後の最後までとことん付き添います。私が保証します。

だから若月さん...もう一度、自分の病気ときちんと向き合ってくれませんか？お願いします』

私の思いが通じたのか、若月さんは治療を受けることを了承してくれた。