Night Doctor ナイト・ドクター【6】 (ページ2)

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まだかよ...！？ページ2

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やっとの思いでスタッフステーションから桜庭を追い出すも、入れ違いで深澤が入って来た。

「あれから30分か...さっきの患者さんどうなったのかな、受け入れ先見つかったのかな？」

「あんたも余計なこと言わないの！」

「あっ、ごめん...」

やっぱり余計なこと言った...

と、思っているとホットラインが鳴った

『はい、あさひ海浜病院救命救急センターです』

「20代女性、高所転落による頭部外傷。

フレイルチェスト、骨盤骨折疑い。意識レベル2桁、橈骨微弱です」

「それってもう...」

「うちの病院まで持つのかよ...？」

「ショックが進行しています、何とか受け入れお願いできませんか？」

「搬送時間は？15分以内に運べるのか？」

そう尋ねたのはスタッフステーションに戻ってきた本郷先生だった。

『15分以内に運べますか？』

「はい、可能です」

「受け入れろ」

『受け入れます』

患者を受けに向かったのはAと深澤だった。

side 深澤

15分以内に患者を運ぶ、と約束をしたもののあれから15分が経過

未だ患者は到着していなかった。

「ヤバいよ、まだかよ...」

『絶対に助けましょう...』

一刻も早く救急車の存在を確認しようと道路に飛び出すと、ようやくサイレンの音が聞こえた。

「来た...来た！」

大きく手を振ってアピールし、到着を急かした。