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郵便物 ページ13
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side 朝倉
ビールもおつまみもすっかりなくなった頃、誰が買い出しに行くかのじゃんけんが始まった
「「買い出しじゃんけんじゃんけんぽい！」」
桜庭、高岡、深澤はパー、私だけがグー...
「負けた...」
よりによって一人負け...
「負けず嫌いはー？」
「グー出しがちー！」
「ホント単純！」
負けただけでこんなに言われるなんて！！
悔しい！！
side 成瀬
何かを持てば持つほど目の前の選択肢は増えていく
例えば仕事終わりの朝食に何を食べるか、誰と食べるか
毎日がちょっとした選択の連続だ。
いつだって自分が正しいと信じた答えを選んできた。
でもそれが別の誰かにとっても正解とは限らない＿＿＿＿＿
仕事から戻ってくると何やら屋上が騒がしかった。
多分アイツらが屋上で呑んでいるのだろう。
見上げる俺のところに郵便物が届いた
「先輩？何してるんですか？」
声が聞こえ顔を上げるとそこにいたのは朝倉だった。
俺はとっさに郵便物を隠した
「先輩？」
だってその郵便物は
東京地方裁判所からの郵便だったから＿＿＿＿＿
第四話 完
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作者名：愛音
| 作成日時：2021年8月12日 23時
