【BBQ】 ページ38
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神倉「これね、セルマランドゲランドのゲランドの塩！」
久部「すいません、何言ってるかわかんないです」
神倉「お肉が優しく美味しい！ってなるんですー。」
何を言っているのかよくわからない神倉さんとそれに対応する久部くんを横目で見ていると
電話を終えたミコトが合流した。
三澄「被害者の弟、自供しました。」
ミコトの話によると、しずくさんのレシピは全部弟さんが考えていて
事件の日も新しいレシピを頼まれていたらしい。
弟さんは自分の京料理の店が傾きかけていたこともあって
料理を提供する代わりに印税を寄越せと姉に迫ったものの
冷たくあしらわれてしまった...
東海林「それでブスっといったか、」
「親族間の恨みは怖いね、」
神倉「冤罪が防げて良かったです、お疲れ様でした」
そういう神倉さんにエア乾杯をした。
神倉「あれ？黒咲さん飲まないの？」
東海林「これから中堂さんとデートなんですって、」
神倉「え、二人そういう関係！？
やめてくださいよぉ、職場恋愛なんて」
「デートじゃない、スーツ買いに行くだけ」
三澄「その中堂さんは？」
「なんか南雲と話があるんだってさ、」
そう言いながら南雲を待つ中堂さんを指さした。
神倉「あ、坂本さんの訴訟どうなった？」
三澄「訴え、取り下げてくれそうですよ？
先方の教授がムーミンを好きなら、」
神倉「ムーミン？」
その時、『美味しそうですねぇ、』と跳ね上げ式のサングラスを上げながら
南雲がやって来た。
東海林「あぁ、木林さん。一緒にどう？」
木林「では中堂さんとの用事を済ませたら、ご一緒させていただきます」
「南雲、早くしてよ」
木林「中堂さんの用事ってもしかしてAとですか？」
「そうだよ、」
木林「ではのんびりします、中堂さんに渡したくないので」
「ぶっ飛ばすよ？」
そう言うと南雲は微笑みながら中堂さんのもとに向かった。
東海林「木林さんもガッツあるわぁ、Aのこと中堂さんに譲る気サラサラないじゃん」
神倉「モテる人は大変ですねぇ、黒咲さん」
「だからそんなんじゃないですって、」
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作者名：愛音
| 作成日時：2020年4月11日 20時
