【弾丸旅行】 ページ15
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久部くんに車を運転してもらって私たち三人は弾丸旅行で足湯を堪能していた。
三澄「ねぇ、連れ出しといて何だけど中堂さん大丈夫？」
「あー、まぁ大丈夫でしょ。
『お前が何をしようと俺には関係ない』って言われちゃったし、」
三澄「またまたぁ、中堂さん強がっちゃって(笑)」
まぁ、今この状況でもし呼び出されたらすぐには向かえないから大変なことになるけどね...
久部「あの、これは一体...？」
三澄「殺伐とした仕事の合間に少しは癒されたいな、って」
久部「はぁ、」
「それより水着って何？」
久部「何でもないです、忘れてください！」
「そう？」
そんなやりとりをしている横でミコトは湧き出る温泉をキッドに採取していた。
久部「何してるんですか？」
「ここの温泉の湯は有名だからね、」
久部「...あ、中堂さんにも堪能してもらおうと」
「違います。だったら採取するのはミコトじゃなくて私でしょ、」
三澄「また今度、中堂さんと
「ミコトまで！だから中堂さんとはそんな関係じゃないって、」
久部「だったら何で...」
「この温泉は海水の2倍の塩分濃度、」
久部「...遺体の髪に付いてた塩？」
「かもね、」
三澄「鑑識から成分表を送ってもらった。
海水よりもここの水質の方が成分比率が近い、」
「しかもここは？」
「「グリコーゲン値の高い鹿肉！！」」
久部「胃の内容物！最後の晩餐！！」
「Yes！」
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作者名：愛音
| 作成日時：2020年4月11日 20時
