【逮捕】 ページ42
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赤城「そして新島春名は顔も知らない田所順を殺害した。
同一犯に見せかけるため、冬木佳子が殺害時に着る服、靴、凶器全てお前が用意し
交換殺人の手はずを整えた。そして、冬木佳子は迷うことなく息子の敵を討ったんだ
小林が殺された後、警察の目がお前たちに行くことを恐れてお前はあえて妻に冷たく当たってみせた
復讐を遂げた親に見えないようにな」
百合根「近所の奥さんが以前より仲が悪くなったようだと不思議がっていました」
新島「例えその手紙に殺害方法を示すことが書いてあっても、それが犯人を示すことにはならない。ただのコピーだ」
赤城「見苦しい言い訳はやめろ」
新島「誰が殺人を犯したのか、証明する証拠は何もない」
百合根「今頃うちの人間があなたの奥さんと冬木佳子さんに会っています」
その言葉に教授の顔色が変わった
百合根「母親たちにとって復讐は正義です。きっと嘘をつき通すことは出来ない、いや嘘をつき通すことはしないでしょう」
あとはAさんと筒井さんから連絡を待つのみだ
side A
まだまだプロファイリングが身についていない私は現場には青ちゃんに向かってもらい、冬木佳子の家に足を運んでいた。
冬木「まだ私にご用が...?」
「うん、ちょっとね」
私は仏壇横に積み上げられた手紙の山を漁った
その中に一つ、真新しい白い封筒が...
宛先はない
これだ...
お兄ちゃんに電話を繋いで報告をした
「あ、お兄ちゃん。
あったよ、一応写真送っとくね」
赤城「わかった」
電話を切って写真を送って手錠をかけた
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作者名:愛音 | 作成日時:2021年4月25日 12時