【受け入れる】 ページ5
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松戸「結構です。では今回はST抜きで捜査を進めます」
百合根「ちょっと待ってください」
松戸「人が一人死んでいる、それをつまらないなんて言い切る捜査員がいると警察への信頼が失墜します」
出て行こうとした赤城さんは戻ってきて松戸理事官に言った。
赤城「警察が信頼を得るのに、事件解決以外の道があるのか？
犯人検挙以上の必要があることがあるのか？」
百合根「赤城さんの言う通りです。必ずSTで殺人犯を検挙して被害者の無念を晴らします」
松戸「ではもし検挙出来なかったりこれが単なる事故だと判明したら？」
百合根「STを即刻解散して構いません！」
松戸「わかりました。約束です」
松戸理事官はそう言うと現場を後にした。
side A
ラボに戻ってキャップはおばさんに言ったセリフを永遠後悔していた
百合根「あー！どうしてあんなことを言ったんだ！STの将来を懸けるなんて！
この口が勝手に動いたんです！この口がいけないんです！あぁー！
事件を解決しないとSTは僕のせいで解散です...」
青山「そっかぁ、キャップのせいだね...」
そう言われてキャップは翠さんを見た
翠「何、私のせい？」
山吹「いいえ、キャップでしょう」
黒崎さんも頷いた
「あーあ、意外と気に入ってたのになぁ...」
百合根「それ、本当ですか！？」
「...さぁ？」
赤城「キャップ！さっさと事件を整理しろ」
お兄ちゃんに言われてキャップはしょぼくれながら捜査会議を開いた
百合根「柚木響子さんに事情聴取をしたところ、午前9時、音大時代の後輩で現在は同大学の非常勤講師 福島玲子さんが特別室に柚木響子さんを訪ねています。
その後、10時から約2時間リハーサルが行われ正午過ぎに柚木響子さんは特別室に戻った。
午後1時から2時までは音楽プロデューサー大野伸一郎さんが
午後2時半頃から3時過ぎまでは柚木響子さんの先輩で現在は大学職員の辛島さんが特別室を訪ねています。
そして柚木響子さんは演奏会の前に気分転換で外へ、鍵を部屋に置き忘れたため警備員に鍵を開けてもらうと
チェーンが掛かっていて小松貞夫さんが死んでいた」
山吹「犯人はどうやって特別室に出入りしたんでしょう？」
青山「犯人はなぜわざわざ特別室で小松を殺した？」
赤城「その前に小松はなぜ特別室にいたのか...」
今回の事件、謎が多いなぁ...
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作者名：愛音
| 作成日時：2021年4月25日 12時
