【本音】 ページ11
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青山「あぁ、面白かったぁ！」
百合根「僕...今日眠れないかもしれません...」
翠「いやいや、あれ微妙でしょ。ぼんやり過ぎでしょ」
黒崎「、」
山吹「「バッチリ映っていたら逆に嘘くさい」と言っています」
確かに、それもそうか...
赤城「青山、DVDを貸してくれ。シリーズを全部見てみたい」
え、お兄ちゃんハマった？
side 百合根
出勤前にCafe3に足を運ぶとAさんが朝食を食べる隣で赤城さんが何やら頭を抱えていた
「あ、キャップおはよー」
百合根「おはようございます。赤城さん、何か調べてるんですか？」
赤城「キャップは気にしなくていい。ゆっくり朝飯でも食ってろ」
...いいや、僕もお腹空いたし朝ご飯食べちゃおう
百合根「チキンカレーください」
三枝「あぁ...カレーは11時からなんですよ」
百合根「じゃあ...僕もサンドイッチで」
そう言うと三枝さんは謝罪した
百合根「カレー飽きてたから丁度よかったです」
三枝「「何だカレー出せねぇのかよ。ホント使えねぇ店だな」なんて思いませんでした？」
え...何で...
でも元上司な手前、そんなことは言えなかった
百合根「そんなことは思いませんよ...」
三枝「ホントに？」
百合根「あ...正直カレーは食べたかったです。飽きてるなんて嘘でしたね
人間って知らないうちに嘘ついちゃうんですね...」
三枝「百合根くんは私との人間関係を守ろうとして、あえて嘘をついてくれたんでしょう？
私を傷つけないために。嘘と言っても必ずしも悪いものばかりではありませんよ？
でもまぁ、大抵はしょうもないプライドだったり身勝手な都合だったり
そんなくだらないもののためにつくから嘘は嫌われるんですけどね」
何だか朝から大切なことを学んだ気がする...
赤城「三枝さん...キャップのサンドイッチ、キャンセルしてください」
百合根「え、人の注文勝手に断らないでください」
赤城「悠長に朝飯食ってる暇なんてない、やはり安達春輔は非常に危険だ。行くぞ」
百合根「え？...え？」
さっきはゆっくり朝飯食ってろって言ってたくせに...
百合根「Aさん、行かないんですか？」
「え？まだ朝ご飯食べてるもん」
えぇー...自由だなぁ...
僕は三枝さんに謝罪をして赤城さんを追いかけた
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作者名：愛音
| 作成日時：2021年4月17日 10時
