【暴力団】 ページ6
.
side A
遺体の身元がわかった、とおっさんたちが情報を伝えに来た
菊川「死亡した斉藤マリ25歳は最近までマリアという名前で近くのクラブ シャルトルに勤めていた」
赤城「そこは高級か?高級クラブなんだな?」
菊川「それ大事か?」
赤城「大事だ、赤城左門が間違えるはずがない」
百合根「続けてください」
キャップが遮って捜査会議は再開された
菊川「血液から多量のアルコールを検出、死因は一酸化炭素中毒だ」
筒井「えー...出火した店舗およびこのビルは極央組の所有です。
極央組はこの一帯を縄張にしている広域指定暴力団で、仕切っているのは荒木健介58歳。」
牧村「極央組は詐欺、恐喝、売春、賭博など違法な手口で荒稼ぎしてきたいわゆる典型的な暴力団です」
捜査資料には『極央組関連組織:エレガンス企画』の文字
エレガンス企画...何だそれ
牧村「4年ほど前、荒木が何者かに襲われて以来、極央組と夏目会の関係が急激に悪化しています」
百合根「襲われた?殺害目的ですか?」
牧村「詳細は不明ですが臀部を刃物で刺されています」
赤城「馬鹿馬鹿しい。刺すならここだ、5秒あれば終わる」
お兄ちゃんは頸動脈を指したけどキャップが咳払いをして止めさせた
筒井「えー、夏目会は近年台頭してきた組織で現在の幹部は向井卓也45歳。
向井はほとんど表に出ることなく多数の事業を展開、いわゆるインテリヤクザと言えるでしょう」
菊川「えー、4件の火事の概要はと言うと...」
百合根「あ、はい。僕分かります...」
そう言ってキャップが説明し始めた
51人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:愛音 | 作成日時:2021年4月7日 10時