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【赤城さんが...】 ページ33

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side 百合根




苦楽苑の信者たちに話を伺うと




篠崎さんはいくつかのグループを連れて独立しようとしていたこと




苦楽苑は入信した時期が近い人同士でグループになって修行をしていたこと




亡くなった4人は一緒のグループだったこと




そしてあのグループは5人だったことが分かった




僕たちはその5人目の所に足を運んだ




町田「ニュースを見て驚きました。まさか苦楽苑の仲間が...」




百合根「亡くなった4人とは仲が良かったんですか?」




町田「いいというわけでは...」




赤城「...お前は何を隠してる?」




突然赤城さんがそう言った




町田「え?」




赤城「死んだ4人とお前は同時期に苦楽苑に入り、5人のグループで篠崎の独立に着いていくはずだった。


仲が良くないわけがないだろう」




町田「単純に考えればそうでしょうけど、人の心って色々なんじゃないでしょうか?」




凄い...赤城さんをバッサリ切った...




赤城「俺の、考えが...単純?」




思わず笑いそうになってしまった




町田「私は同期の4人からすると一人だけ年上でしたから、一緒に遊ぶような関係ではなかったんです。


あくまで私は修行のために苦楽苑に入ったので...」




百合根「あなたも篠崎さんの独立には着いていくおつもりなのですか?」




町田「私は...正直迷ってました」




百合根「どうしてですか?」




町田「篠崎さんは阿久津さんと比べて私たちとは近い距離にいて何でも相談できる方です。


でも、考えが...新しすぎると言うか、過激と言うか...」

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作者名:愛音 | 作成日時:2021年4月7日 10時

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