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【ホステスと金魚】 ページ15

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荒木の取り調べを受けて青ちゃんが荒木のプロファイリングを始めていた




青山「取り調べの最中に「ぶっ殺す」なんて衝動的攻撃型だね。


もし荒木が本気でマリを殺したいと思っていたら、その場で首でも絞めてるはずだよ」




赤城「火を付けるにしてもヤツなら短絡的に灯油やガソリンを撒くだろうな」




「じゃあやっぱり荒木の仕業じゃないんだよね...」




キャップは必死にメモを取っていた




青山「今まで起きた不審火はどれも2つの組織の縄張で起きている。つまり2つの組の抗争のように見える


けどその目的は不明、だから考える。目的は火を付けること?ううん、違う


犯人は同一の手口と思われる特殊な方法をあえて使っている。


つまり火を付け合っているように見せかけて、自分の能力を誇示している


犯人は知的好奇心が旺盛で事故訓示欲の強いナルシシスト。


火を付けることで優越感と達成感を得ている」




青ちゃんがそう言った時、山吹さんが資料を手に戻ってきた




山吹「見つけました。国立大で物理を専攻し大学院で博士号を取得しています。」




資料を見たお兄ちゃんはキャップに言った




赤城「話を聞く。俺も行ってやる」




side 百合根




‶俺も行ってやる″と何故か上から目線の赤城さんと向かったのは永谷にある夏目会のオフィス




向井「それで、お話というのは?」




百合根「はい。この女性のことで...」




彼に斉藤マリの写真を見せた




向井「うーん、見たこともありませんねぇ...」




百合根「あなたがオーナーの店で働いていた斉藤マリという女性です。ご存じないですか?」




向井「あなたは...水槽の中の金魚を全て見分けることができますか?」




百合根「え?」




何の話だ?今関係ある?




向井「残念ながら私にそんな特技はありません」




百合根「彼女は極央組とのトラブルに巻き込まれた疑いがあります。何か心当たりはありませんか?」




向井「極央組...あぁ、あの目障りな連中ですか。彼らと私は違う


ネズミがちょっと噛みついたぐらいで大騒ぎして、彼らには摂理というものが全くわかっていない。」




赤城「摂理...何の摂理だ、ヤクザの摂理か?」




赤城さんにそう尋ねられて向井は仕切りに動かしていた手を止めた

【ヤクザはヤクザ】→←【拳で】



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作者名:愛音 | 作成日時:2021年4月7日 10時

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