【めげない】 ページ10
.
池田「仮死状態を作るゾンビパウダーについては既に調べています。問題なのは被害者が蘇生後、またすぐ倒れて死んでしまったことですよ」
山吹「量を調整すれば仮死状態と蘇生を繰り返し、結局死んでしまうケースもあります。
このように化学式でも証明できます」
黒崎さんがホワイトボードをひっくり返すと化学式が書かれていて、黒崎さんはそれを殴った
池田「わかりました。犯人はそれだけの知識を有してると言いたいのですね?
参考にしましょう、お帰りください」
「超冷たいじゃん、ウケるんだけど(笑)
ごめんね?貴重な時間を無駄にして。でも一つ質問!
杉田はゾンビになったけど笹本はなってない、チグハグだね?そこに重要な意味があると思う?草介さん」
池田「名前で呼ぶな」
「あらお堅い。じゃあそっちの皆さんに聞くね...そこの人、名前は?」
筒井「あ、筒井です」
「うん、興味ない。どう思う?」
筒井「え?え...ある、絶対にある!」
「ブッブー、正解はあるかないかわからない」
筒井「え!?」
「わざとチグハグにしたのかもしれないし、偶然なのかもしれない。わざとなら毒の知識があって量を調節することが出来てかなり頭がいい
つまり、アンタ達みたいな馬鹿じゃ到底太刀打ち出来ない」
百合根「Aさんそこまでです...」
Aさんが一番厄介かもしれない...赤城さんと青山さんを足して2で割ったようだ...
「でもね、逆にこれがたまたま偶然だとしたら馬鹿にもチャンスがある。
しかしそれも偶然に見せかけているだけのミスリードだとしたら、」
菊川「嬢ちゃん、さっきから言ってる意味がさっぱりわからんぞ」
「それが答えだよ、おっさん。要はまだ何もわかってない、ってこと
じゃあどうする?簡単だよ、皆さんはSTの指示通りに捜査してればいいの」
「「よく言った!」」
STから黄色い歓声が出た時、松戸理事官がデスクを叩いた
松戸「監査役は私。指示通りに動くのはあなた達
わかった?お嬢さん」
「...じゃあ的確な指示を出してね?そうじゃないと私たち動けないから。
わかった?おばさん」
もう嫌だ...
76人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:愛音 | 作成日時:2021年3月28日 16時