【さすがST】 ページ48
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青山「犯人は自らの死を前に広塚の仕事を手伝っていた。
そして大畑アキオが複数人いるということを暴露しようとした山田修を広塚に成り代わって殺害した。
でも何故犯人がそこまで広塚を守りたかったのか...」
青ちゃんはキャップのメモ帳に書き加えた
百合根「え...」
赤城「抗がん剤はその副作用で爪が剥けて物に触れる度に痛みが走るとも言われている...
だから手袋を欠かせない...真夏なのに分厚い手袋をしている人間が事件関係者の中にいた...」
百合根「犯人はその人...?」
その人は私とお兄ちゃん、キャップが会ったあの人だ...
赤城「あああ、残念だ...謎が、全て...解けて、しまった...」
百合根「そんなこと言ってないで赤城さん、急ぎましょう!」
私たちが犯人の所に向かおうとした時、青ちゃんが私たちを止めた
青山「待って!...スデナグリの次の犯行を割り出してみたんだ。これ伝えても?」
犯行予測場所を特定したマップをキャップに見せた
百合根「もちろん!」
青山「というわけで徹夜だったんだ、もう帰っていい?」
赤城「あぁ、ゆっくり休め」
「お疲れ様!」
青ちゃんにそう伝えて私たちは真犯人のところに向かった。
side 筒井
青山さんから新たなスデナグリの予測犯行場所が教えられた。
菊川さんの件を許したわけではない
でも私が動かなければ菊川さんも救われない
もう一度彼女を信じてみることにした
女子高生の恰好をして自転車を駐輪場に止めた時、後ろに気配を感じた
青山さんの予測通り、スデナグリは今回も姿を見せた
筒井「ちょっと無理があったかしら?」
頭を殴り足を引っかけて転倒させ、顔を見たところで犯人は逃走
でも今回私には強い相棒がいる
犯人を追うと公園で倒れたスデナグリたち
片づけてくれたのはSTの黒崎さん
スデナグリのリーダーに目を付けた彼は留めの一撃を与えようとしていた
そんな彼を止めた時、身を隠していた一課が到着した
そして私は青山さんに連絡した
筒井「もしもし、筒井です。今確保しました
...ありがとう」
菊川さん...早く目覚ましてくださいよ
ST、やってくれましたよ
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作者名:愛音 | 作成日時:2021年3月28日 16時