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【大丈夫】 ページ42

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広塚「...誘導の次は脅し?こうやって何人も冤罪被害者が増えていくんだ、へぇ良い取材になるー


次は冤罪から立ち上がるヒーローを主人公に書いてみますよ」




赤城「被害者の死亡推定時刻は一昨日の午後6時だ。その時どこで何をしていた?」




広塚「アリバイならありませんよ。ここに来る前に話しましたけど」




赤城「だったらDNA鑑定に応じろ。犯人のものと一致しなければいくらでも冤罪ヒーローを書いてくれていい」




広塚「はいはい、了解です」




広塚の取り調べは終了した




けどキャップの怒りは収まらなかった




百合根「何なんですか、アイツ!曲がりなりにも一緒に小説を書いていた相棒が死んだわけですよね?


どうしてあんな態度が取れるかな...」




「キャップ、あの人犯人じゃないよ?ね、お兄ちゃん」




赤城「あぁ」




百合根「え?何でそう言い切れるんですか?」




赤城「顔色だ。DNA鑑定をするまでもない」




百合根「顔色?日焼けですか?」




なわけないでしょ...




どうしてそうなるのかの方が不思議だよ...




side 百合根




顔色が何だ...?




赤城兄妹は教えてくれなかった




その時スマホが鳴り菊川さんが襲われ、病院に運ばれたと連絡が入った




僕と青山さんが病院に駆けつけると菊川さんはICUに運ばれていた




百合根「意識は!?」




筒井「まだ...」




百合根「命に別状はないんですよね?」




誰も何も言わなかった




嘘だ...




その場に聞こえたのは菊川さんの心拍音だけだった




筒井さんに呼ばれて僕たちは一旦その場を離れてロビーに向かった




筒井「スデナグリは複数犯だった」




青山「嘘だ...そんなわけない!今回の全ての犯行を分析してみたんだ


犯人の人格は1つに集約された、それは犯人が一人だって証拠だ」




筒井「集団で一つの人格を形成してる、ってことはありえない?」




青山「...ごく、稀になら...」




青山さんは俯いた




筒井「...大丈夫。誰だってミスはする


百合根警部、申し訳ありませんが今回の事件はST抜きでやることになりました」

【嘘だよ】→←【誘導尋問】



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作者名:愛音 | 作成日時:2021年3月28日 16時

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