検索窓
今日:3 hit、昨日:12 hit、合計:32,470 hit

【上から目線】 ページ23

.

ラボに戻って渕田仁美の恋人、渡部卓也について調べてもらった




翠「その元彼のマネージャーもカリブに行ってるわね。ゾンビパウダーを入手するチャンスはある


杉田も笹本もSNSでドラッグの服用を匂わす発言をしているし、共通点はある」




山吹「自分も常習者なら粉末状のパウダーを細工して、ある種のドラッグだと偽って飲ませることも出来そうですな」




青山「前にも言った通り、男は自分を受け入れてくれなかった女に対して攻撃的になるんだ。


八神秋子にフラれたが故に彼女を追い詰めようとした」




となると渡部で決まりだ...




百合根「彼女への愛はいつしか憎しみに変わり、ゾンビパウダーをドラッグのように偽装して売人を装いそれを被害者に飲ませる。


死んだのを確認したら八神秋子がイメージキャラクターを務めるスポーツブランドの服を着せる


八神秋子を殺人犯に仕立て上げようとした」




ここまでの推理が出来て八神秋子を迎えに来たところを捕まえようと張り込んでいると




菊川さんと筒井さんたちも目をつけていたらしく先に渡部に声を掛けた




そんな菊川さんたちを渡部は押し、逃走した




すぐに僕達も追いかけた




菊川「えっ!速っ!」




必死に追いかけるも僕たちも菊川さんも追いつけない




若さなのか、僕と赤城さんよりも先を走っていたAさんの足が突然止まった




百合根「わ、危ない...どうしたんですか」




「このままじゃ追いつけない。上から目線で考えたら...こっち!」




そう言ってAさん渡部とは違う方向に走った




え、上から目線ってそういう意味じゃない...けど今は着いて行こう!




絶対通っちゃダメな住宅の庭を通り抜けながらAさんを追いかけた




「はい、ドーン!」




百合根「ちょっとAさん...あ!」




すごい、ホントに追いついた...




でも僕がぶつかったせいで犯人は再び逃走した




「もー、キャップ...」




文句を言いながらも僕たちはまた追いかけた




どれぐらい走っただろう




流石にAさんもバテ始めて僕がAさんより前に出た時、陰に身を潜めていた渡部が僕の腹を何度も殴った




赤城「いや、いや...」




倒れた僕を良いことに渡部は赤城さんたちの方へ向かった




そうはさせるか、相手は女の子もいるんだぞ...




僕が相手だ!

【遅い...】→←【わざと】



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:愛音 | 作成日時:2021年3月28日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。