【ストーカー】 ページ13
.
百合根「赤城さん、確認が取れました。杉田はやっぱり八神秋子のストーカーで間違いありません」
やっぱりな...
「この人芸能人？」
百合根「八神秋子は人気のファッションモデルでしたが、熱愛スキャンダルが発覚。
相手の男性が経営する高級レストランを経営するセレブでおまけに30歳も年上だったため、金目当てだとバッシングされネットで炎上しました」
「へぇー...知らない」
俺たち3人は八神秋子に直接話を聞きに行った
side A
キャップが杉田の写真を見せると八神秋子は「記憶にない」と答えた
次に笹本の写真を見せると「どこかで会った気も...」と答えた
百合根「彼は半年前、こんな写真を撮りました」
キャップが見せたのは彼女のスキャンダルの記事
八神「あぁ、あの時の」
百合根「この写真を撮った後も彼はスクープを狙って付きまとっていた。間違いないですね？」
八神「はい...それで見覚えが...」
百合根「この彼はこんな写真を」
杉田の写真に戻すとキャップは杉田のスマホの写真を見せた
それを見て彼女の表情が少し曇った
百合根「どうしました？」
八神「1年ぐらい前から自宅に気味の悪い手紙が届くようになって...その日どこでどんな食事をしたとか、どこでどんなものを買ってとか書いてあって...
この写真も一緒に届きました」
「ストーカーだね」
赤城「手紙はどこにある」
さっきの聞き込みで心が折れたお兄ちゃんは柱の向こうからこちらの話を聞いていたけど彼女がお兄ちゃんを見ると慌てて目を逸らした
八神「誰ですか？あの人も警察の？」
「気にしないで、そして見ないであげて...で、ストーカーの手紙は？」
八神「それが...手紙は捨ててしまいました」
あ、嘘だ
赤城「人は嘘をつくとき口をキュッと結ぶ筋肉が動く...今も動いた、手紙はある。さっさと出せ！」
百合根「...ちょっと待っててくださいね？」
キャップに呼ばれて私たちはお兄ちゃんの所に行った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 76人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愛音
| 作成日時：2021年3月28日 16時
