検索窓
今日:6 hit、昨日:12 hit、合計:32,473 hit

【隙あり!】 ページ12

.

百合根「わざわざ僕たちを呼び出さなくてもご自身でやればいいじゃないですか!」



赤城「うるさい...やった」




「キャップ...対人恐怖症のお兄ちゃんが頑張ったんだよ?


そこをまず褒めてもらわないと...」




あ、そうだった...




赤城さんはポケットから折りたたんだ冊子を取り出した




赤城「俺は一匹狼、言葉は苦手だ」




何だよそれ...!!




仕方なく第一発見者に話を聞きに行くことにした




百合根「あの...」




篠崎「お一つですか?」




百合根「あ、いや...」




危うく赤城さんと同じ冊子を貰うところだった...




メモに目を通してそれを読み上げた




百合根「あなたたちは一度テントを構えたらそこを退こうとはしません。なのに何故引っ越したんですか?」




篠崎「何のお話ですか...?」




赤城さんに助けを求めようとすると赤城さんは『次へすすめ』と合図をした




百合根「警察に報告する前に、遺体から所持品を奪ったのではないですか?


だからあそこに居づらくなった」




不自然にポケットに手を突っ込んだので引き抜くとスマホを握りしめていた




百合根「急に仕事をし出すホームレスは、大体が携帯電話を入手するところから始めるそうです。


代わりに用意しました。お仕事頑張ってください」




赤城さんに頼まれた物はガラケー




それと彼が盗んだものを交換して赤城さんたちの元に戻った




side 赤城




キャップがスマホを貰おうとするもキャップは真面目な奴だ




百合根「証拠品だから鑑識に提出しないと!」




赤城「愚かな鑑識が100人見るより俺一人が見るほうがよっぽど有意義だ」




俺とキャップは取っ組み合いになった




「隙あり!」




俺に背後から押さえられ前身が無防備になったところでAが上手く隙を狙った




百合根「ズルいですよ。Aさん!」




「ごめんねぇ、でもキャップとお兄ちゃんならお兄ちゃんの味方だからさ」




百合根「怒られるのは僕なんですよ...」




2人がそんなやり取りをしている間に俺はスマホの中をチェックした




赤城「杉田はまるでストーカーだな...」




スマホの中には同じ女性の盗撮写真が何枚も残っていた




「わぁ、しつこい。パパラッチみたーい...」




百合根「つまりこれが被害者2名の共通点...」




俺はキャップにあることを頼んだ

【ストーカー】→←【じゃあ私も】



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:愛音 | 作成日時:2021年3月28日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。