【日常】 ページ15
.
side 浅村
「おっきくなりましたね！」
「うん、お腹もすっかりこんなだしね」
私たちは水野先生のエコー写真を見せてもらっていた
「もう性別わかったんですか？」
「まだ。楽しみに取っとこうと思って」
「女の子だといいですねぇ」
一ノ瀬先生の意味深発言に私たちは冷たい視線を向けた
「おはよーっす」
「あ、あれ阿部先生、野球部の朝練は？」
「あぁ、定期試験近いから休み。あいつらの人生まだまだ先は長ぇからな、勉強もしっかりさせないと」
そう言う隣で新津先生が荒井先生に言っていた
「ダメです、出来ません。生徒への課題を今週中に作りたいんです、自分の仕事は自分でお願いします」
「...最近生意気だなぁ、アイツ」
あの事件があって新津くんはすっかり人が変わったようだ
「授業、始まりますよ。皆さん、よろしくお願いしますね」
副校長の隣、嶋田さんがいつも座っていたデスク
すっかり片づけられて最初からスクールポリスなんて居なかったのようにいつも通りの朝がスタートした。
「おはよう」
「「おはようございます」」
教室に向かうとみんなが一生懸命勉強していた
「流石にみんなやる気が出てきたみたいねぇ。一年前からこうだったらなぁ」
「もう、今更言わないでよ」
「それ。私たちが一番実感してるから」
「もう受験やだー...」
「まぁ後悔だけはしないようにね？はい、じゃあ授業始めます」
教科書を手にした時、西田くんが勢いよく立ち上がった
「えぇ、先生ちょっと自習にしてよ！自習！」
「そんなことしたら西田くん、ずっとスマホいじるでしょ？」
「やんないです、やんない！」
「じゃあ自習中は没収したら？」
アレンくんがそう言った
「ナイスアイデア！」
みんなの賛成に対して西田くんだけが反対していた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 574人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Kanon(プロフ) - 凄かった（ ; ; ） (2021年8月30日 13時) (
レス) id: c19e3c07b8 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 愛音さん» こんばんは…!聞いていいですか？ (2021年6月12日 22時) (レス) id: 080dd1eb98 (このIDを非表示/違反報告)
ひよ - 完結おめでとうございます！お疲れ様です！こんなに毎日見続けた小説は初めてです！すてきな作品ありがとうございました！ (2021年4月21日 22時) (レス) id: 9dff91809c (このIDを非表示/違反報告)
いち - お疲れ様です！！読んでて凄く楽しかったです！！ほんとにお疲れ様でした！！泣泣わたしも続き読みたいです・・・！！ (2021年4月20日 23時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
莉奈 - 5年後作者さんのオリジナルでみたいです (2021年4月20日 20時) (レス) id: a41956e9c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愛音
| 作成日時：2021年4月13日 11時
