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【ごめんなさい...】 ページ4

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振りかぶった時、誰かに強く抱き寄せられた




「Aちゃんやめて!先輩もやめてください!」




校長室に飛び込んできたのはさっちゃんだった




さっちゃんは私からはさみを奪い、浅村先生に引き渡すと校長先生を絞め殺そうとしているお兄さんに飛びついた




「どけ!」




「先輩!」




「お前が...!」





「先輩!ダメです!これ以上は...俺が!俺が先輩に...手錠かけなきゃいけなくなりますから...」




さっちゃんはお兄さんに馬乗りになるとポケットから紙を取り出した




「木島...逮捕状だ。傷害の教唆容疑で逮捕する!


もう何やってんすか...Aちゃんも!俺はAちゃんに手錠なんてかけたくない!」




『ごめん、なさい...』




我に返った私は声を上げて泣き、何度も謝った。




校長先生には手錠が掛けられ、さっちゃん達に連行されていった




「A...大丈夫か」




『...お兄さんこそ。人を殺すお兄さんなんて見たくありません』




私たちに浅村先生が声を掛けた




「大丈夫ですか...?」




「まだ終わってない。香里が一体何を考えていたのか、あれからずっと考えてた


アイツは生徒の心に土足で踏み込むようなやつじゃない。


涌井美月のように心に深い傷を負った生徒なら、なおさらだ」




「この事件にはまだ何か裏がある、と...?」




「香里が何を調べてたのか、何が知りたかったのか...それが知りたいんだ」




「...先輩も暴行罪で話聞かせてもらいます。Aちゃんも」




私たちはパトカーに乗って住浜署に連行された。




side 涌井




放課後の教室、菊池が教室に飛び込んできた




「おいみんな!校長逮捕されたぞ!」




「「えっ?」」




「何で?」




「学校どうなんの?」




「普通にヤバくない?」




「よし、じゃあ俺が校長やるか!」




「あとスクポリとAが警察に連れてかれた!」




「「えっ...?」」




ふざけていた西田もそれを聞いて血の気が引いていくのが分かった




校長が逮捕されたと聞いて私は香澄と目を合わし頷いた





____絶対にあのことはバレてはいけない





第八話 完

【謹慎と厳重注意】→←【殺してやる...】



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作者名:愛音 | 作成日時:2021年4月4日 10時

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