青のSPー学校内警察・嶋田隆平ー【3】 (ページ7)

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【関係ない】ページ7

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side 涌井

学校に来てもAは私だけを必要としてくれているわけではなくて

Aは色んな人と楽しそうに話をしていた

そんな彼女の邪魔を出来るわけもなく、中庭に向かうとアレンが一人でバスケのイメトレをしていた

「...外れたー」

「えっ？」

「ヘタクソ」

「いや、エアだし」

そんな彼の練習の邪魔も出来ず立ち去ろうとすると彼は私に声を掛けた

「いいよ、居ても」

「えっ？」

「まだ馴染めないんでしょ？クラス」

そう言われて私はここでアレンと話をすることにした

「まぁずっと休んでたから仕方ないよね」

「...西田たちにハブられてんの？」

「えっ？あぁ..まぁ別に

まぁ幼稚園の時からだから、こういうの...

もっと酷い時もあったし...慣れてる」

「ははっ...マジでしょうもな。肌の色なんてどうでも良くない？」

「...ありがとう」

「あぁ...でもあれだ、こないだ美白の化粧水買った」

アレンが気にしてることも知ってた

side 浅村

イジメのことを受けて放課後の部活で私は彼らのことを注意深く見ていると

あることに気づいて試合を中断させた

「何すか？」

「今アレンくん空いてたでしょ？何でパス回さないの？」

「だってコイツ、スタミナないんで！西田の方が良くね！？なぁ、そうだろ？」

「やっぱ西田だよな」

どうやらアレンくんのイジメの原因は西田くんスタメンが外されたことで間違いなさそう...

そのことで注意しようとしたけど、そんな私にアレンくんが言った

「先生、練習続けていいですか？」

その言葉に西田くんが切り換えの空気を作って練習を再開すると

アレンくんは私のところに来て言った

「いいから、余計なことしないで」

やっぱり他の先生も言ってたように拒まれたら何もしない方がいいのかな...