【三角関係か...】 ページ40
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side 木島
誰も居ない夜の校長室
嶋田さんに追われていた岡部先生から電話がかかってきて対応していた
「そうですか...無事に引っ越せましたか
全く、君は学校を去っても世話を掛けますね...
少しは私の働き方改革のことも考えてくださいよ」
柴田先生から提出された働き方改革提案書に目も通さずゴミ箱に捨てた時、職員室から物音が聞こえ
慌てて電話を切りさすまたを手に職員室に向かうと、新津先生が一人キーボードを叩いていた
「新津先生...どうしたんですか、こんな時間に」
「あ...明日までに荒井先生に提出しないといけない報告書を忘れてまして」
「ダメでしょ、9時以降に来ちゃ！外から明かりを見た人にブラック学校だと勘違いされるじゃないですか！」
不思議そうにさすまたを見た新津先生に笑って誤魔化した
「でもまぁ、仕事熱心なのは良いことです。仕方ない、今日だけですよ？」
「ありがとうございます」
そう告げて私は校長室に戻った
にしてもびっくりした...
side 嶋田
朝、住浜署で着替えをしながら岡部のことを三枝に伝えた
「えっ、もう引っ越し済み？」
「あぁ、昨日の昼にな。急遽出てったらしい」
「それまた急な話で...」
「また岡部の住所調べてくれ」
「え、いいですけどぉ...時間かかりますよ？今署内バタバタしてて派手に動けないんで」
「...バタバタ？」
「昨日管内でひったくり事件が起きたんですよ。あ、そう言えば被害者は赤嶺中の先生でしたよ」
「誰」
「確か...新津何とかっていう男性でした」
新津先生か...大ごとにならなきゃいいけどな
「それより...そろそろ...ご褒美くださいよぉ！」
またご褒美か...
「浅村先生とのお食事会のセッティング、お願いします！」
「浅村...」
「はい...大人の...魅力がだだ漏れで？ははっ、いいじゃないですか...」
「岡部もなぁ、お前と同じ趣味だったら良かったのにな...」
「はっ？え、ちょちょちょちょ...待ってくださいよぉ
あの、今までのね生意気な態度はホントにすいませんでした！」
一応自覚はあるならいいが...
浅村先生、三枝、Aで三角関係か...めんどくせぇな
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作者名：愛音
| 作成日時：2021年3月14日 14時
