青のSPー学校内警察・嶋田隆平ー【3】 (ページ26)

今日:21 hit、昨日:6 hit、合計:166,443 hit

【特定】ページ26

.

side A

「嶋田さん！平山2丁目の廃工場！」

しばらく走ってようやく雄一のGPSが止まった

私たちとお兄さんは違う場所にいるけどどっちもここから約10分といったところだ

「スピード出すから気を付けてね！」

さっちゃんはそう言うとパトカーのサイレンを鳴らしてアクセル全開にした

『すごっ！早っ！』

「どう？かっこいい？」

『めちゃくちゃかっこいい！』

「えぇー？照れちゃうなぁ」

キャッキャしてたけど内心、雄一の無事を祈っていた

現場に着いた時、すでにお兄さんは一人で多数の外国人と乱闘を繰り広げていた

「Aちゃん、絶対鍵開けちゃダメだよ！」

『うん...さっちゃんお願い、雄一を助けて』

「わかった。さっちゃんに任せなさい！」

そう言って笑顔を見せるとさっちゃんはお兄さんのところに走っていった。

side 嶋田

三枝からの連絡で廃工場に直行すると西田が相当な暴力を受けているところだった

「汗かかすなよなぁ」

「警察...？」

「先生...」

「西田！」

西田を見つけて駆け寄ろうとした柴田先生は一員に殴られ気を失った

「あぁーあ」

何やってんだか...使えねぇなぁ

手を出してきたやつから順番に倒していく

「めんどくせぇな...」

1対10ってとこか？

「おらぁ！！」

後ろからメンバーの一人がぶっ飛んできた

やっと来たか...

「遅い」

「いや、Aちゃんがいなかったら嶋田さんもまだここ突き止められてませんからね！？」

2対10に変わって全員を一人ずつ押さえていく

「俺の方が早かったな！」

「こっちはAちゃん乗せてるんすよ！暴走するわけにはいかないでしょ！？

っていうかここ調べたの俺なんですけど！

...ヒーローキック！」

何とか下の階にいたやつらを倒した時、西田の近くにいたやつらが降りてきた

俺たちは体の色んなところをぶつけながらも乱闘を繰り広げた時、

乱闘の衝撃で近くにあったバイクが倒れ、ガソリンが漏れ出した