【次は...？】 ページ11
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side A
朝の教室、話題は健太が襲われた話でいっぱいだった
「なぁ、市原襲われたってマジ？」
『らしい...まだ犯人捕まってないって...』
「怖っ...」
「でも誰がやったんだろ...」
「ね...市原マジ可哀想」
健太に連絡してもまだ返信はなかったけどちょうどスマホが鳴った
『あ、返事来た...え？』
スマホを見て私は目を疑った
健太アレンにやられた!
「何だって？」
雄一が私のスマホを奪って健太からの返事をチェックした
「...お前か！おら！」
『雄一！』
返事を見た彼はアレンを殴り飛ばした
「西田くん！」
「お前が市原襲ったんだろ！」
「俺はやってない！」
「市原がお前にやられたってAにメッセージ送ったんだよ！
なぁ？おい、お前だろ！」
「落ち着けって！」
「次は俺か！？」
一樹と悠馬が二人を引き離そうとした時、教室に浅村先生と柴田先生が来た
「何やってるの！やめなさい！西田くん！」
「コイツが市原ボコったんだよ！アレンが市原をやったんだよ！」
「違う！」
「...ダッサ」
ピリピリした空気に水をさしたのは美月だった
「自分がバスケ下手だからレギュラー取られたんじゃん。それでアレンに当たんなよ」
「コイツは背がでけぇだけでスタメンになっただけなんだよ！離せ！
体力もねぇくせに！」
「やめなさい！」
「...アレン、あんたもダサい」
美月はそう言うと教室を出て行った
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作者名：愛音
| 作成日時：2021年3月14日 14時
