青のSPー学校内警察・嶋田隆平ー【3】 (ページ2)

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【どういうこと...？】ページ2

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side 涌井

スクポリと浅村先生の話を盗み聞きしてある説が浮上していた。

小川先生は事故死ではなく他殺かもしれない...

「俺はただ真実が知りたいだけなんだ。小川香里に何があったのか」

「...岡部先生が小川先生の自転車のワイヤーを切断したと思ってるんですか？」

「岡部かもしれないし、他の誰かかもしれない。

セクハラのことは岡部を飛ばすことで封じ込めた

他にはこの学校は何を隠してんだ？」

「私にはわかりません...嶋田さんは小川先生を殺した犯人を突き止めるためにこの学校に...？

だけどどうして...どうしてそこまで小川先生の件を？」

どうしてスクポリがそこまで小川先生のことを調べているのか分からないけど

私は小川先生の親切心を拒絶した

浅村先生に尋ねられたスクポリは何も返さずに校舎内に戻っていった

side A

学校終わり、美月と公園で喋っていた

『スクポリに余計なこと言われてない？』

「あぁー...うん、大丈夫。確かにウザいね、あの人」

『だよね』

お兄さんの愚痴を言っていると急に美月が妙なことを言った。

「『小川先生の死は本当に事故死だったと思うか？』って言われた」

『え...それってどういうこと？』

「よくわかんない。それしか言わなかったから...」

お姉ちゃんが事故死じゃない...？

どういうこと...

「A？」

『...ごめん、用事思い出した』

「あ、うん」

美月と別れて住浜署に走った

『嶋田さんいますか！？』

「すいません、どちら様ですか？」

「...あれ、Aちゃん？」

あ、さっちゃん...さっちゃんがいてくれて助かった

『さっちゃん、お兄さんは！？』

「嶋田さん？今着替えてるけど...呼ぼうか？」

『うん！呼んで！』

さっちゃんに頼んで呼んでもらうとお兄さんはダルそうにジャケットを羽織りながら来た

「何だよ、こんなところまで来て...」

『お姉ちゃんが事故死じゃないかもしれない、ってどういうこと』

「...その話、誰から」

『それは...』

「...涌井美月か

...ちょっと来い」