青のSPー学校内警察・嶋田隆平ー【2】 (ページ25)

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【家族じゃない】ページ25

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side A

‶勉強中！家族以外立ち入り禁止！！″の紙をドアに貼り、悠馬に連絡を取ってた

無事?

浅村先生がすっごい捜してる

連絡頂戴?

一向に既読のつかないメッセージ

さすがにウザいか？と思いながらも悠馬が心配だった

『はぁ...』

溜息をついた時、階段を駆けあがってくる音が聞こえた

...やっぱり来た

でも今日は私の方が一枚上手。なんせ家族以外入れない...

「A、」

...どうして

『あの、‶家族以外立ち入り禁止″って書いてるんですけど』

っていうかその恰好のままきたわけ？

まだ仕事中？

「姉ちゃんの恋人はもう家族みたいなもんだろ」

『お姉ちゃんの恋人はしっかり他人だし、恋人だと認めてない。

...もう早く出てって』

「勉強中って書くだけ書いてしてねぇんだからいいだろ。それよりお前、俺が呼んだら来い」

『あ、その話！学校で呼び出すのやめて、変な噂出てる』

「...どんな噂だ」

『...スクールポリスはAに気がある』

「は？誰がお前みたいなクソガキ、」

『私が言ってるわけじゃない！』

ホント話の通じない人！

お姉ちゃん、何回も聞くけど何でこんな人が好きだったの！？

「あのな、学校で呼ぶときにはちゃんと理由があんだよ。素直に来い」

『どうせこうやって部屋に来るのに』

「お前が来ねぇからこうしてわざわざ来るハメになんだろ！」

『うるさい！帰って！！』

足元にあったスクールバッグをお兄さんに投げつけた

「あぶねっ！お前、業務妨害と暴行で現行犯だぞ！」

『じゃあこっちは正当防衛！』

「何が正当防衛だ...何だこれ」

『...あ』

後で捨てようと思ってた、机の中に入ってた例の嫌がらせ

「‶佐々木と仲良くするな″‶男たらしのクソビッチ″...何だ、これは」

『...知らない、返して』

奪い取ろうとするもお兄さんはそれを拒んだ

「お前初めてじゃないな？いつから嫌がらせ受けてる」

『...さぁ』

「答えろ」

圧に負けて渋々口を開いた。