【虐め】 ページ24
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あれから風間教官は消灯時間ギリギリに私の部屋に様子を見に来た
23時ギリギリ！おかげで昨日の夜は夢に教官が出てきてもうハッピハッピハッピー！
授業にも戻ることが出来て
まぁ、頬の絆創膏はみんなに心配されたけど...
やっぱり鳥羽さんの傷は痛々しい。
両耳が大きなガーゼで覆われていた
そして稲辺くんの退学処分は昨日の夜、風間教官から聞いていた
「気を付け！よろしくお願いします」
教場に入って来たのは田澤副教官と私たちと同い年くらいの女性
「敬礼！よろしくお願いします！」
「「よろしくお願いします！！」」
「休め。
199期石上史穂です。休学していましたが今日から一緒に授業を受けます」
副教官に名前を呼ばれた彼女は自己紹介をし、席とロッカーの場所を伝えられてHRは終了した。
199期ってことは私たちの一個先輩か...
みんな興味あり気に彼女のことを見ていた。
side 忍野
朝から警備実施の授業
人一倍体力のない私は須賀副教官に目を付けられていた。
「誰だ遅れてるのは！」
「っ、はい！」
「名前を言え！」
「忍野、めぐみです！」
「喋れるんだったらまだ走れる！」
「はい！」
大楯を頭上に掲げて走るのはキツイ...
何とか授業を終えても次の時間は柔道訓練だった
「脇固めからの後ろ固め、よーい！」
「「おー！！」」
「始め！！」
服部副教官の合図で一気に固められる
「上手いな、堂本。遠野も見事だ
経験があるのか」
「格闘技を少々」
「私も経験があります」
凄いなぁ、真矢とA...
Aは勉強も出来るのに実技も出来るんだ...
「止め！受け取り交代！」
「「はい！！」」
拘束が解かれても動けない私を相手の子は心配そうに声を掛けてくれた
「どうした、忍野。...戻れ！」
「はい！」
「早く立て！」
「はい！」
立ち上がろうとしても膝が痛くて思うように動けない
「連帯責任！三教場とも腕立て30！」
また私のせいで連帯責任になって申し訳なさでいっぱいになった。
「腕立て用意！」
「「1、2！」」
「始め！」
ようやく腕立ての体制を作ることが出来、腕立てを始めると
第二教場の生徒に腕を取られ私は顎を強打した
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作者名：愛音
| 作成日時：2021年1月22日 18時
