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仕事漬けの毎日で誕生日なんか覚えてなかった。
「ありがと...開けていい？」
藍沢「あぁ、」
袋の中にはオシャレな包装紙と細長い箱
じゃあ...箱から
開けるとピンクのスワロフスキーが入っているボールペン
「わ、可愛い！」
藍沢「普段からボールペンぐらい持ち歩いとけ、」
「いや、すぐどっか行っちゃうんだよね」
藍沢「まずデスクを掃除しろ、」
「お掃除さん雇おうかな、」
割と本気で言ったら睨まれた。
え、ダメかな？
続いて包装紙の方、某ルームウェアブランドの
淡いブルーの紙に包まれていた。
開けると中にはブランケット
「可愛い！医局でよく寝てるから？」
藍沢「あぁ、」
プレゼント選ぶの、割とセンスあるよなー...なんて思いながら
ふと疑問に思ったことがあった。
「...ホワイトデーの時も思ったけどさ、一人で買いに行ってんの？」
藍沢「な訳ないだろ。今は便利な時代でな、オンラインで買えるんだ」
あぁ、オンラインか...
何だ全然健気でも何でもないじゃん。
「ありがとう、明日から早速使おー...」
藍沢「あぁ、」
翌日
緋山「わっ、桃田がmyボールペン持ってる！
しかもめちゃめちゃオシャレな...」
藤川「明日、雪でも降るんじゃねぇの？」
「ははは、どんな悪口よ」
白石「そう言えばさっき医局で可愛いブランケット使ってたよね？」
緋山「何アンタ急に女出してきてんのよ、」
藤川「こりゃ明日は嵐だな！」
「誕生日プレゼントだよ！ボールペンも、ブランケットも！」
白石「誕生日だったの！？もっと早く言ってよ！」
緋山「アンタにあんなオシャレな物プレゼントしてくれる友達が...
もしかして、藍沢？」
白石「え、ウソ！？藍沢先生なの！？」
藤川「明日地球が滅亡...」
冴島「藤川先生、しつこいですよ」
緋山「藍沢、オンナ居るんじゃない？」
白石「えええ！藍沢先生に彼女！？」
「え、」
緋山「だってこんなオシャレなプレゼント思いつかないでしょ！
藍沢って女兄弟とか居るの？」
「聞いたことない...」
緋山「ばあちゃんに聞いてるわけじゃないでしょ？
やっぱオンナだよ！」
白石「えー！」
緋山「なんでアンタがビックリしてんのよ、」
藤川「あ、藍沢！お前、彼女居るのか！？」
藍沢「...何の話だ、」
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作者名：愛音
| 作成日時：2020年12月21日 15時
