【タイムリミット】 ページ32
.
西条side
午後になり田所部長のオペが始まっていた
西条「思った通りだ、
動脈瘤が邪魔で椎骨動脈を遮断できない」
やはり簡単なオペではなかった
西条「このままいこう、15番メス」
メスで執刀するとすぐに血が溢れ出てきた
西条「駄目だ、出血がコントロールできない...
バイポーラ、」
ナース「出血量750、血圧80台です」
それを聞いては町田先生は不安そうにした
西条「仕方ない、やはり循環停止法に切り替えよう
町田先生お願いします、」
待機してもらっていた心臓外科の町田先生と交代し術式を変更してオペを進めて行った
町田「人工心肺回して、」
助手「はい。
トータルフロー、出ました」
出来れば使いたくはなかったがこればかりは仕方がない
心外医「体温下げます。20度になったところでポンプ止めます、」
西条「吸引をポンプサクションに替えよう、」
みるみる部長の体温は下がっていき程なくして心停止した。
出血が止まり血栓の除去を始める
タイムリミットは20分だ。
533人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:愛音 | 作成日時:2020年12月21日 15時