【丸くなった】 ページ29
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黒田「さっき西条に言われた、こざっぱりしたってな...
夜中の呼び出しもなく朝6時に起きて夜10時に寝る毎日だからなぁ」
藍沢「...平凡な生活ですね」
「ちょっと、」
そう言った私に黒田先生はいつもの返事をした
黒田「しっかり走れよ、全力疾走できる時間は意外と短いぞ
振り返ってみるとな、」
右腕を擦る彼に健一くんのことを聞いた
「息子さんは元気ですか?」
黒田「コービー、レブロン、ノヴィツキ―、キッド...」
...何の名前だ?
「お友達ですか?」
黒田「NBAの選手の名前だ。何冊も本買ったよ、」
あぁ、バスケの選手か...さっぱりわからん、
黒田「医学書以外の本を買うってのも悪くないな、」
随分丸くなったもんだ、と我ながらに思った
三井side
午後のナースステーションにホットラインが鳴り響いた。
無線『緑川消防です。成田空港から北東約3キロの地点で飛行機が落ちました』
三井「飛行機が...落ちた?」
何かわからないけれど嫌な予感がした
無線『はい。詳しい状況はまだ把握していませんが、旅客機が落ちたという
通報がたくさん入ってきています』
三井「待ってください、墜落ですか?」
無線『わかりません、ただ怪我人も多数いるらしいと...
ドクターヘリ要請お願いします、』
後ろで轟木さんと連絡を取った藤川が頷いた
三井「わかりました、出動します」
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作者名:愛音 | 作成日時:2020年12月21日 15時