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【ボール】 ページ28

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藍沢side




患者をオペ室に運んでばあちゃんに電話を掛けた




藍沢「久しぶり、」




絹江『あぁ、耕作』




藍沢「体調は?」




絹江『もうすっかりいいよ。どうなの?』




藍沢「いつも通りバタバタしてる、」




絹江『いつも通り...強いね、アンタは


ホントに強い、誰に似たんだろうね?』




そう言って笑っていたが少し心配していた




絹江『でもあんまり無理するんじゃないよ?』




藍沢「ばあちゃんこそ無理すんなよ?


...24日、行くから」




絹江『いいのかい?』




藍沢「約束だろ、」




そう言うと何故か礼を言われた




藍沢「なぁ、ばあちゃん


あの人は来てたのか?墓参り、」




そう聞くとばあちゃんは『知らない、』と言った




ばあちゃんとの電話を終えて廊下の先を見ると




黒田先生と桃田の姿が見えた




黒田先生、来てたのか...




桃田side




廊下からヘリを眺める黒田先生を見つけて声を掛けた




「ご無沙汰してます、」




黒田「おー、どうだ救命は」




「相変らずバタバタしてます


黒田先生こそ、腕はどうですか...?」




黒田「あの切断で元に戻るのは難しい、


二度の神経移植と1日2時間のリハビリ


1年半かけてこの程度だ。メスはもう握れん、」




そう言うと彼は持っていたボールを投げた




「あ、」




黒田「何だ、ヘタクソだなぁ」




転がるボールを追いかけるとたまたまそこにいた藍沢先生が止めてくれた




やっぱり球技苦手なんだよなぁ、なんて思いながら




藍沢先生はボールを黒田先生に返し、




黒田先生が腰掛けた隣のベンチに3人並んで座った





_______________



ご愛読頂いている皆様、いつもありがとうございます!



2020年の更新も最後になりました



来年もよろしくお願い致します!




皆様、良いお年を(^^)

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作者名:愛音 | 作成日時:2020年12月21日 15時

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