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【やるしかない】 ページ19

.

でもこのままほっておけば確実に患者は死ぬ




_______________やるしかない、私たちだけで




「開腹しよう、」




藍沢「あぁ、」




緋山「嘘でしょ?」




「出血個所を見つけないと患者死ぬよ?」




白石「血管損傷があるかもしれないわ、二人とも経験あるの?」




「ないよ?だからやるんじゃない、」




藍沢「どんな名医だって初めは未経験だ、」




藤川「お前ら自分がオペやりたいだけだろ!」




藍沢「だからどうした、」




白石「そんなことで患者を危険な目に晒していいの!?」




グダグダとうるさい子たちだなぁ...




そうこうしてる間にもどんどん時間が過ぎていく




「放っておいたらその患者は死ぬの!


それとも何、また何もしないくせに文句ばっかり言うつもり?


オペにリスクは付き物なの、何もせずに死なせるくらいなら


私はリスクを取る、」




藍沢先生と互いにガウンの紐を結んでいると




同じくガウンを身に着けたのは緋山先生だった。




緋山「私もやるわ、」




「開腹セットお願いします。吸引器、電気メスも。」




看護師にそう頼むと不安そうに返事をした。




平野「黒田先生待たなくていいの?」




冴島「ドクターたちがやると決めたんです。


私たちは手伝いましょう、」




いいじゃん、




もしかしてホントは優しい人?




藍沢「メスください、」

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作者名:愛音 | 作成日時:2020年7月4日 12時

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