素敵な明日を願って...1 (ページ36)

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素敵な夫婦ページ36

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緋山side

北山さん夫婦のやり取りを見ていると隣で桃田が号泣していた。

緋山「何泣いてんのよ、」

「素敵な夫婦過ぎて...」

緋山「意外と乙女なのね、」

「記憶失くして同じプロポーズの言葉だよ？

ドラマじゃん...

決めた、私記憶失くしても私のことを愛してくれる人と結婚する！」

緋山「夢見るJKか。そんなこと言ってたら一生結婚できないわ」

「何でよ、」

緋山「もう三十路なのよ？現実見なさい。

それにアンタはワガママなんだから何かしらは我慢しなきゃいけないのよ、」

「え、そんなことある？私結婚できないの？」

ちょっと大袈裟に言ったらあの子はまた泣きそうになっていた。

「やだ、結婚するもん！」

緋山「じゃあ変わらないとね。

あ。でも今のままのアンタでも恐らく結婚してくれそうな人居るわよ」

「どうせ耕作でしょ、」

緋山「よくわかってるじゃん。やっぱそろそろ意識してるの？」

「してない、するわけがない」

緋山「どうして。絹江さんからのポイント100点満点なの、

後にも先にもアンタだけでしょ。

ねぇ、藍沢？アンタ、Aが記憶失くしても愛せるよね？」

藍沢「...何の話？」