【黒田チルドレン】 ページ3
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白石side
HCUでの処置中、藤川先生は着任する橘先生の話をしていた。
藤川「どうってことねぇよ、俺たちは黒田チルドレンだぜ?
散々鍛えられたんだ、どんな奴が来たって大したことねぇよ!」
黒田先生が病院を去って1年と3ヶ月、藤川先生の口元には髭が生えていた。
白石「その髭は黒田先生の真似?」
藤川「その通りだ、
まぁ、黒田に後頼まれたからな」
何故か得意気に黒田先生の真似をしながら彼はそう言った。
頼まれた覚えなんてないけど...
藤川「それよりさ、今日イブだろ?
どうすんの?今年のクリスマス!」
白石「別に?そっちは?」
って聞いておきながらも特に興味はないんだけどね、
白石「リンゲルどれぐらい入れてる?」
辻「80です、」
藤川「まぁ、俺も今年は思い切ってねアイツを...」
白石「尿量気を付けてね、」
藤川「...聞けよ!」
だから興味ないのに...
その時、ホットラインが鳴り私たちは初療室に向かった。
三井「今から救急車が2台来る、43歳女性
朝倉駅のホームで倒れたらしい、詳細不明。
あとは83歳女性老人ホームより要請、こっちは5分後」
藤川「うひょー、ヘリの戻りに救急車2台か」
緋山「救急車の方入ります、」
三井「じゃあそっちは緋山と藤川でお願い、白石」
三井先生に呼ばれてヘリポートに走った
藍沢「血圧100の60、心拍140です。冷汗あり、」
三井「名前は?」
森本「平田直樹さん40歳、」
森本先生から名前を聞いて、呼びかけながら反応を見る
初療室に運んで処置を始める
白石「ラインもう1本追加して、」
冴島「ソルラクトでいいですか?」
白石「お願い、」
藍沢「服全部切っちゃって、急速輸液続けて
エコーお願いします」
三井「わかった、」
森本「Aラインも取った方がいいな、」
白石「気胸以外には?」
藍沢「骨盤に圧痛を訴えてた、」
藍沢先生から返答を貰った時、初療室にスーツを着た男性と桃田先生が入って来た。
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作者名:愛音 | 作成日時:2020年10月30日 10時