その柔らかな笑顔に触れて...4 (ページ7)

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【よくやった】ページ7

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藍沢side

ひと段落してもう一度Aと慎一くんの様子を見に行った。

藍沢「どうだ、」

名取「安定してます」

その言葉を聞いて立ち去ろうとした俺の腕をAは掴み目で訴えてきた。

藍沢「...よくやった、」

その一言に名取は顔を上げ横峯と灰谷は振り返りAは少しだけ笑っていた。

「灰谷先生は慎一くんの痛みの原因を注意深く観察してた

だから異変に迅速な対応が出来た。

横峯先生のREBOAの発想は患者が助かる可能性を見出した。

名取先生にはカットダウンのスキルがあった。

REBOAの挿入に成功し、私たちが来るまで命を繋げることができた。」

藍沢「お前たちは全員動脈塞栓ひとつ満足に出来ない半人前だ

だが3人揃うことで12歳の子どもの命を救った。

お前たちがダメだと言ってるんじゃない、救命はチームだと言ってるんだ」

「藍沢先生がチームって(笑)

でもホントによく頑張った、お疲れ様」

Aの一言を聞いて俺たちは隣の患者に移った。

冴島「今日はあの3人が頼もしく見えた

藍沢先生や桃田先生や緋山先生がが救命に戻ってきた頃の彼らとは大違い

緋山先生に見せてあげられなくて残念...」

「何言ってんの。緋山先生があの3人の成長を見る機会なんてこれから先沢山あるでしょ？」

冴島「...そうね、」