その柔らかな笑顔に触れて...4 (ページ6)

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【僕たちで救う】ページ6

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横峯「REBOA入れるのはどうかな...？」

灰谷「子どもに？まだ12歳だよ？」

横峯「一番細いカテでいけない？」

僕達のやり取りを電話越しに聞いていた桃田先生からもGOの合図が出た。

名取「やるしかないか、」

横峯「冴島さん、7フレンチの大動脈遮断バルーン用意してください」

灰谷「僕らだけじゃ無理だ！」

横峯「今死ぬより良くない！？もう自分の所為で誰かが死ぬのは嫌なんでしょ？」

横峯先生にそう言われた時目が覚めた。

灰谷「わかった、」

僕たちだけでやるしかないんだ。

横峯「拍動が触れない...」

冴島「血圧下がってます、このままだとアレストに...」

名取「俺にやらせてくれ、

カットダウンしてみる。血管を露出させて直接穿刺する。

...メスください、」

メスを受け取った名取先生は人が変わったように手早く処置を始めた。

名取「よし、インフレートしてくれ」

横峯「固定の準備する、」

灰谷「10㏄で入れてみる、」

冴島「血圧100まで上がりました、」

僕たちで...何とか持ち越した...

しばらくして桃田先生と藍沢先生が駆け付けてくれた

「状況は？」

灰谷「REBOAで止血してから5分が経過しました、」

藍沢「ここで止血しよう、」

桃田先生と藍沢先生の下、緊急オペを行い慎一くんは一命を取り留めた。