【あなたの人生】 ページ47
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緋山「新生児キッドから3�个旅�頭鏡とチューブ出して、」
名取「はい...心停止です！」
緋山「エピ射れて、」
名取に指示を出して心マを始める
黙っていた村岡さんが重い口を開いた。
村岡「子どもはいいです...」
その言葉に私も名取も耳を疑った
村岡「一人で育てるなんて出来ない！...無理です、」
緋山「このまま赤ん坊を死なせろ、って言うんですか！？」
村岡「そうじゃないです、そうじゃないけど！
彼女が居たから子どもありか、って思っただけで...
障害だって残るかもしれないんでしょ！？
そんな...俺一人でそんな...
いつだって彼女が決めてきた...
俺は何も決められない...子どもの人生なんて決められない、」
弱々しくそう口にする彼に私は悲しい現実を突きつけた。
緋山「この崩落事故でわかっているだけでもう7人亡くなっています。
酷い事故です！でも...そんな中でお腹の中のお子さんはそんな不幸を生き延びた！
奇跡と言ってもいい...
私たちにはその生き延びた命を救う方法があります
でも...あなたの許可なく、ひとみさんの身体にメスを入れることはできない！
わかりますか！？あなたの許可がないと、このまま子どもは死んでしまうんです！」
黙ったままの村岡さんに隣の患者の処置を行う名取が声を掛けた。
名取「村岡さん...多分ですけど、
あなたは今まで自分の人生に真面目に向き合ってこなかった。
人生の困難な決断をしなければならない時、きっと誰かに背負わせてきた
そうすれば、失敗も責任もないから...
奥さんは親になる重圧や恐怖をあなたの分まで二人分背負って決めてきたはずです。
でももう奥さんは居ません。
子どもの人生じゃない、あなたの人生をあなた自身で決めてください。」
意識のないひとみさんに何度も謝った後、村岡さんは決断を下した。
村岡「子どもを...助けてやってください...」
緋山「わかりました、」
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作者名：愛音
x他1人 | 作成日時：2020年5月29日 17時
