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【胸騒ぎ】 ページ20

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桃田side




緋山「_______________うん、いつもの所で大丈夫?


わかった、じゃああとでね」




ニコニコしながら電話を掛けている緋山先生を白石先生とうしろから観察する




あれは間違いなく女の顔...てことは?




相手はおそらく緒方さん。




「声が違うー」




緋山「っっ!白石、桃田居たの(笑)」




白石「緋山先生幸せそう、」




緋山「えっ?」




白石「付き合ってるんでしょ?緒方さんと、」




緋山「いーや?まだそんな。一緒に食事したりしてるだけだし、」




まだ(・・)ってことは?そのうち?


良かったね、救命に来て一つでも良いことがあって」




緋山「いやホントよ。彼氏ぐらいできないとやってらんないわよ、」




あ、あっさり吐いた。




やっぱ付き合ってんじゃん(笑)




そんな緋山先生を見て白石先生はニヤニヤしている




緋山「あっ、」




「もう遅いよ、」




緋山「やっちゃった...」




三井side




祐輔「お母さん、天国ってある?」




祐輔の着替えを済ませ、片づけをしているとふいにそんなことを聞かれた。




三井「あるかもね、」




祐輔「僕は行ける?」




三井「何言ってんのよ、(笑)」




笑いながらそう返したものの胸がざわついた。




そんな嫌な予感は的中する




祐輔「...疲れた、


ごめんね、お母さん。僕もう疲れたよ...」




祐輔がこんなことを言うのは初めてですぐにあの人に相談をした。




橘「大丈夫だよ、


今までだって弱音を吐くことだってあっただろ、


お前が聞いてくれてそれで祐輔は落ち着くんだ」




三井「『疲れた』って言ったの...初めてよね?」




彼は私から目を逸らして頷いた。




橘「わかってる、


もう悠長なことを言っている時間はない」




そう言うと胸元のPHSが音を立てる。




橘「悪い、急患だ


また後で来る、」




彼は初療室へと向かった。

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作者名:愛音 x他1人 | 作成日時:2020年5月29日 17時

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