その柔らかな笑顔に触れて...4 (ページ18)

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藤川「言われる側の5番！誰―？」

俺の問いかけに手を挙げたのは灰谷。

コイツ恋愛系よく当たるな、2回目だっけ？

藤川「じゃあ4番！バシッと決めちゃって！」

トリが恋愛系と言うこともあって

最高潮の盛り上がりをみせたのにここに来て再びシーンとする。

何だよ、よりによって...

藤川「まーた藍沢か？」

藍沢「8番だ、」

藍沢じゃない？じゃあ誰だよ、

それぞれが手持ちの紙を開いて見せた。

集まったのは4番以外の紙、提示をしていないのは藍沢の膝で眠るAだけ。

という事は...？

橘「ラストも桃田か、よく当たるなぁ(笑)」

藤川「おい、A起きろー？女王様からの命令だぞ、」

藍沢「よしてやれ、」

緋山「よして欲しいのはアンタだったりしてー(笑)

A、起きなさい？女王様からの命令よ。」

緋山はAを叩き起こした。

「なにぃ、もうのめないってぇー...」

緋山「呑まなくていいから、灰谷に抱きついて耳元で『好き』って言いなさい？」

「なぁんで、はいたにせんせー？」

いつもの仕事ができるかっこいい桃田先生ではなくて

ベロッベロの何もできないAだ。

俺が藍沢だったらイチコロだしこんな姿誰にも見せたくねぇな、(笑)

そんな藍沢は頭を抱えて烏龍茶を飲み干している。

「よくわかんないけどまぁいいやぁ、はいたにせんせーはぁ？どこぉー？」

灰谷「あっ、ここです...」

「んん、」

フラフラと立ち上がりながら灰谷めがけて進み、灰谷の膝の上に向かい合って座った。

そしてそのまま抱きつき

「すき、だよ？はいたにせんせー...」

また眠りに落ちた。

灰谷は顔を真っ赤にして失神寸前だ。