その柔らかな笑顔に触れて...4 (ページ17)

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藤川「で？8番誰？」

「え、8番？私！ごめん、お題何？聞いてなかった、」

藤川「テキーラ2ショットだってさ、」

「テキーラ2ショット！？王様、誰！？」

藤川「名取。ほら、テキーラ来たぞー」

藤川先生は桃田先生にテキーラのショットを渡した。

「名取先生覚えときなよ...」

そう言うと藤川先生からショットを受け取り二杯一気呑みした。

白石「ちょ、ちょっと大丈夫！？」

橘「おっ、桃田！いい飲みっぷりだな！」

「可愛い後輩からのお題ですから、」

...なんだ、意外と普通じゃん。つまんねぇの、

そう思ったのも束の間。

桃田先生はクリクリッとした大きな目をトロンとさせて

隣に座る藍沢先生に全身を預けた。

やっぱ弱いんじゃん

ていうかあの二人の後押ししてるみたいな形になり酷く後悔した。

緋山「アンタやるじゃん、(笑)」

名取「...はい？」

緋山「何でもない、今度ご飯奢ってあげる」

名取「...ありがとうございます、」

何のことかさっぱりわからない。

藤川side

名取のお題で酔いつぶれたAは藍沢に全身を預けながら必死に睡魔と戦っていた。

白石「A、大丈夫？」

「んー？だぁいじょーぶ、」

橘「ははっ、こりゃ相当酔ってるな(笑)

よし、次で最後にしよう」

橘先生のその言葉で最後の王様決めが始まった。

藤川「藍沢ー、悪い

Aの分も引いといて！」

藍沢「あぁ、」

伝言通り藍沢は自分の分とA分を引いて隣に座る白石に封筒を渡した。

藤川「みんな渡ったか？いいか？最後だからな！？いくぞ！？

王様だーれだっ！」

最後の王様ゲーム、王様だと名乗り出たのは...

緋山「はーい！私！」

我らが女王様(・・・)、緋山だった。

藤川「お題、どうする？」

緋山「じゃあー、4番が5番にハグして耳元で『好き』って言えー！！」

流石は女王様、最後の最後までやってくれた。