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ていうか王様ゲームって普通は割り箸じゃないの?
ましてやこの時代はスマホでも出来る。
何ともアナログと言うか、藤川先生らしいと言うか...
ノリノリな橘先生と横峯先生から封筒は回り、渋々私たちも紙を引いた。
藤川「みんな引いたか?いくぞ?
王様だーれだっ!」
橘「...おっ、俺だ」
まず最初の王様は橘先生。
ノリノリなだけあって無理難題を言わないか心配だ...
藤川「お題はどうしますか?」
橘「そうだなぁ...じゃあまずは肩慣らしに、
7番が10番の膝の上に座るってのはどうだ?」
藤川「いいですねぇ!」
何も良くない、良いことと言えば私が引いた番号は1番。
どっちにも被ってないことだ。
緋山「7番誰?」
名取「俺です、」
7番の紙を見せながら名取先生は躊躇いなく番号を教えた。
緋山「10番は?」
_______________誰も何の反応もない
全員が自分の持っている番号を見せた。
ただ一人を除いて。
「...ってことは耕作が10番?」」
藍沢「...あぁ、」
溜息をつきながら番号の書かれた紙を机の上に置いた。
緋山「偶然とはいえ凄い組み合わせね、」
白石「ね、(笑)」
橘先生は『膝の上に座るのが女子だったら面白かったのになぁ、』なんてぼやいていた。
耕作に歩み寄らない名取先生、名取先生を受け入れようとしない耕作を見かねた藤川先生は
『次のゲームが終わるまででいいから!』と助け船を出し、ようやく名取先生が重い腰を上げ
耕作の膝の上に座った。
これはこれで面白い...
こっそりカメラを開いてこの光景を写真に収めた。
藤川「はい、次ー!!どんどん行くぞ?
王様だーれだっ!」
緋山side
冴島「あっ、私!」
2回目の王様ゲーム、王様の紙を引いたのは冴島だった。
冴島「えーっと...じゃあ、8番さん好きな異性のタイプを教えてください」
藤川「8番誰だ?」
藤川の言葉に灰谷が遠慮気味に手を挙げた。
藤川「おっ、灰谷か!じゃあバシッと!」
灰谷「あ、え...っと...い、いつも笑ってる子が...好きです、」
そう言いながら灰谷は隣に座る横峯をチラチラ見ていた。
え、何?そういう感じ?へぇー、良いこと知っちゃった(笑)
藤川「笑顔?桃田とか横峯か!」
アイツまた余計なことを...
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作者名:愛音 x他1人 | 作成日時:2020年5月29日 17時