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24話 -花垣 side- ページ25

ドンッ


銃声が響いたと思った

その瞬間に俺の足に激痛が走った


武「脚があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」


千「タケミっちは関係ねぇって言ってんだろ!!!」


焼けるように足が熱い


ダメだしっかりしねぇと


頭ではわかっている、でも………………



武「あ゛あ゛あ゛あ゛」


千「タケミチ!!!!!」


武「ハァ、ハァ、ハァ、」


千「聞けタケミっち最後の言葉だ」



ダメだ聞きたくない


最後なんて言うなよ千冬



千「場地さんの想いを……」



千冬の頭部に構えられた拳銃


ダメだ!!!やめろ!!!



千「東卍を頼むぞ相棒」



ドン!!!!


響いた一発の銃弾



武「!!??」


千「は?」


だがその銃弾が千冬を撃ち抜くことはなかった



稀「チッ!!クソッ」


先程まで千冬に構えられていた拳銃は粉々になっている



『こんばんは』



稀咲の後ろから現れたのは



稀「なんでここに」


千「嘘だろ」


武「…………Aさん」



『昔からあんたのことが気に食わなかったよ稀咲』


Aさんは平然と稀咲に銃口を向ける



『まぁでも、あんたを殺すのは今じゃない』


千・武「ッ!?」



笑ってる


その瞬間電気が消えた



稀「なんだ?どうなってる!?」


急な停電に稀咲の部下が慌てて動くのが聞こえる




?「担ぐぞ、声出すな」


武「へ?」

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作者名:ぎゃん | 作成日時:2022年8月28日 16時

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