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16話 -一虎Side- ページ17
血のハロウィンから2週間
俺の面会に来たのはドラケンと花垣だった
虎「懲役10年は覚悟しろって言われたよ」
俺にとっては短いぐらいだ
だが
俺はもう逃げねぇ
虎「今度こそはちゃんと更生するつもりだ」
ド「………………死ぬなよ一虎」
虎「ッ！なんでッ」
ド「テメェの考えてることなんかわかってんだよ」
マイキーからの伝言
”これからもオマエは東京卍會の一員だ”
”お前を許す”
虎「なんで俺なんか…………」
ド「早く帰ってこい一虎」
マイキーとドラケンの言葉が嬉しかった
ただ一つだけ心残りがあるとするなら
虎「Aは…………」
俺の問いかけにドラケンと花垣の表情が曇った
武「Aさんはッ――」
ド「今はまだ病院だ」
花垣の言葉を遮るようにドラケンが続けた
ド「……ただ意識が戻らねぇ」
虎「そんな…………」
ド「大丈夫あいつはそう簡単には死なねぇ」
心配するな
ドラケンの声は優しかった
ド「今度はAと面会に来てやるよ」
武「それじゃあ」
そういって面会の時間は終わった
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作者名：ぎゃん | 作成日時：2022年8月28日 16時
