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1話 ページ2

久しぶりに吸った外の空気



もうコンクリートの囲いはない



迎えに来てくれる両親も仲間も私には居ない




『これからどうするの一虎』


羽宮一虎


ともに少年院に入った


首に虎のタトゥーの入った青年




虎「宛てはある」


そう言って笑った彼の顔は少し不気味だ


ほら行くよと


一虎に連れられて久しぶりに単車に跨り



連れてこられたのは


もう潰れたゲームセンターだった



虎「ここだよ」



首のない天使の落書き



『一虎、ここって…』


虎「芭流覇羅のアジトだよ」



一虎に連れられ中に入ると


身長の高い男が立っていた



半「よう一虎」



半間修二


芭流覇羅のNo.2



少年院から出たときから名前だけは聞いたことがあった

 
まさか実際に会うことになるなんて

 

虎「俺は芭流覇羅に入る」



そういって半間という男のもとに行く一虎


胡散臭い笑顔を浮かべながらこちらを眺める半間は


お前はどうする?とでも言いたげだ



虎「Aはどうする?」



もちろん来るよな?


私の答えなんてわかりきってるはず



『一虎と一緒に行く』


虎「うん、よかった」


半「それじゃあよろしくなAちゃん」


『よろしく半間クン』



私は今日正式に芭流覇羅のメンバーになった

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作者名:ぎゃん | 作成日時:2022年8月28日 16時

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