Love will last forever.（6） (ページ20)

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追いつづ(80) ページ20

何をしても不安な気持ちは拭えなくて、テレビをつけてぼーっとしていた。

すると浬から電話がかかってきて、慌てて出るとテレビ電話だった。

テレビ電話に驚いた顔で出ると、疲れた様子の浬が写っていた。

浬「ホテルについたらテレビ電話するって言っただろ。」

A「テレビ電話なんて留学の時以来だったからびっくりして･･･。」

浬「ごめん、遅くなった･･･。」

そう言う浬に時計を見るとまだ9時半を過ぎた頃だった。
きっと急いで切り上げてくれたんだろうと思った。

A「うぅん。もっと遅くなるだろうと思ってたから。」

浬「本当ならもっと早くに電話出来たはずなんだが、院長見送った後、黒川がしつこくて撒くのに時間がかかった。」

A「そうだったんだ。さゆり先生大丈夫なの？」

浬「あまりにしつこかったらから強めに言って置いてきた。」

痺れを切らしてきっと浬は怒鳴ったんたろうなとおもった。

A「さゆり先生一人で大丈夫なのかな？
連絡ぐらいした方が良くない？」

そう言うと浬がフッて笑った。

浬「こんな時にまで人の心配して。
ましてや、黒川の心配して･･･。

でもそんなお前だから好きになった。
今すぐにでもAを抱きしめたいぐらいだ。」

浬がいきなりそんな事をサラッと言うから顔が赤くなるのが自分でも分かった。

寝るまでずっとテレビ電話しながら話していた。

浬がお風呂入る時だけ電話を切り、すぐまたかかってきて、ずっと話していた。

電話が繋がったままあたしはいつの間にか眠ってしまっていた。