Love will last forever.（6） (ページ14)

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追いつづ(74) ページ14

帰る途中、一緒に買い物に行きながら、さっきさゆり先生と浬が話した事を聞いた。

A「さゆり先生、本当に浬の事好きなんだろうね･･･。

何かその気持ちは分かるよ。」

あたしにだってその辛さはよく分かる。

みのりと浬が付き合ってる時、ずっと辛かった。
諦めたくても諦められなくて、仕事に打ち込むしか無かった。

A「やっと再会出来て、今度はまさか浬が結婚してて、

でも諦められなくて、ずっと自分の気持ちを抑えてた分、余計抑えらんないのかもね･･･。

何か自分の気持ちに正直にぶつけられるさゆり先生が少し羨ましいよ。」

そう笑って言うあたしに浬は少し驚いていた。

浬「もっと不安にさせるかと思った。」

A「ばか、不安だよ。

そんなにあたしは強くありません！！」

そう言って浬の背中を叩いた。

今日は久しぶりの仕事で疲れたであろうあたしに浬がご飯を作ってくれると言った。

浬のたまに作ってくれる料理は物凄く美味しい。

何事も完璧な浬はあたしよりも料理は上手なんじゃないかと言うぐらい上手だった。

あたしの留学中、浬も自炊するようになったらしく、器用な浬は何でも作れるようになっていた。

その日はあたしの大好きな煮込みハンバーグとグラタンを作ってくれた。

食後には妊娠してから良く食べるようになったオレンジも切ってくれた。