Love will last forever.（2） (ページ27)

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いつものようにパン屋でクロワッサンを買って外のベンチに向かった。

すると先約の浬が居た。

A「お疲れ様です！」
隣に座った。

浬「お疲れ！」

A「勇者ちゃん、成長したね！！
天堂先生の指導の賜物だよ～」

浬「あいつはまだまだだ～。」
そう言いながらどこか嬉しそう喜んでいるかのように見えた。

A「勇者ちゃん、みのりみたいだよね･･･
太陽みたいに明るくて、真っ直ぐで、固くなに一生懸命で、、」

浬「･･････」

A「あたしとは大違いだよ。勇者ちゃんが来て、天堂先生は変わった。
･･･変わったって良い意味で、だよ。」

浬「気のせいだろ。」

浬はそう言うが、佐倉さんが来てからというもの、浬がどこか穏やかになったのは事実だ。

スタッフのみんなへの態度が少し優しくなった。
前みたいな鋭いトゲトゲしさが無くなった･･･。

A「ねぇ、天堂先生。
あたし達もうプライベートで会うのは良しましょう。」

そう言うと浬は驚いたかのようにあたしを見た。

A「この間は物凄く幸せな時間だった。
あの日に戻れたかのように錯覚した。
でもあたしや浬の中にはやっぱりみのりがいる。
あたしはみのりを大切にしたいの･･･」

そう言うと浬は何か言いたそうにしていたがあたしは気づかない振りをしてその場を後にした･･･。