夕暮れきらきら。＊K.takahashi＊ (ページ48)

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° ページ48

よく彼氏ができたら、
他の男と喋るな！とかっていう
シーンとかは
漫画ではよく見てたけど、

でも廉は俺と付き合ったからって
男友達と関わるなとかは
言わへんと言っていた。

友達は大切にしなって。

だから、廉と付き合ったからと言って
髙橋との関係も特に変わらなかった。

髙橋からも、

"永瀬と付き合ったんだって？

……おめでとう"

と祝福された。

それから何日か経って
ファンクラブにとうとう
呼び出され、囲まれた。

-お前みたいなブスには似合わない。-

-廉さまと別れろ-

-別れなかったら、どうなるか
わかってるよね？-

そんなことを散々言われて、
正直怖かったし、
かなり落ち込んだ。

こんな経験今までしたことのない私は、
どうすればいいのかわからなかった。

廉に相談したいとも思った。

けど、廉はその時、
部活で大事な試合とかも
控えてて、心配かけさせたくなかった。

だから言わないようにした。

それ以来、ふとそのファンクラブの
子達のことが頭に浮かんで
悩むことが多くなった。

廊下でその子達とすれ違ったりすると、
すごく目で睨みつけられて、

恐怖だった。

もし次呼び出されたら何をされるんだろう？

殴られたりするのかな？

そんなことを考えていて。

日に日にどうしていいかわかんなくなり、
悩みこんでしまった。