六十一話【必要ないお節介】 ページ21
『三日月ー。今度は大丈夫だった？』
｢ははは。いやー、年寄りの体は辛いな」
『薬研、ごめんね。』
｢……気にすんな。」
うん。ほんとに申し訳ない。
とりあえず薬研の頭を撫でると薬研から花びらが舞った。
…可愛い。
｢あるじさん、またいかなきゃいけないんですか？」
｢…主と一緒に見たい。」
天使という名の今剣ちゃんと小夜ちゃんが裾を引く。
可愛い。
『ごめんね。また行かなきゃだから……。』
下ではかっちゃんとお茶子ちゃんの試合の音が聞こえてくる。
手を振って歩いていると…。
｢あ、Aさん。」
『緑谷じゃん。』
今から控え室に行くのか…。
たしか相手は
『あぁ。相手は焦凍か。』
｢ねぇ、Aさん。」
いつになく真剣な顔つきで私に話しかける緑谷。
『な、何？』
｢きちんと轟くんと話した方がいいと思うよ。」
『は？』
何を言ってるのか分からなかった。
『何言ってんの？』
｢轟くんは、Aさんのことずっと考えているんだ！それに君たちが双子だったってことは何となく気付いてたし…。
もし良かったら轟くんと」
『そういうの、やめてくれる？』
｢え…？」
私は思い切り緑谷を睨みつけた。
『前も言ったよね。その話しないでって。ムカつくって。私はあの男達とはなんの関係もない。あるのはただの血の繋がりだけ。
そうやってなんでもかんでも分かってるみたいなことやめてよ。
そんなお節介いらないから。』
そう言って私は緑谷に背を向けた。
｢っ……！君たちは！！いつまでそうやって逃げるの！！？」
『………逃げてなんかないから。』
今度こそ私はその場から離れた。
私の家族は、あの子達だけ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーキャラ
麗日お茶子
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阿羅姫(プロフ) - みっきいさん» コメントありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです！これからも更新頑張るのでよろしくお願いします！！ (2019年2月21日 19時) (
レス) id: 2a9665702f (このIDを非表示/違反報告)
みっきい - はじめまして！刀剣乱舞・ヒロアカ、両方好きな人なんですが、とっっても、面白いです！！更新されるの、楽しみにしています！ (2019年2月21日 17時) (レス) id: 2351040ff8 (このIDを非表示/違反報告)
阿羅姫(プロフ) - 蒼羅さん» コメントありがとうございます！そのように言ってもらえてとても嬉しいです！もうなんかウルっと来てしまいました…笑これからもよろしくお願いします！！ (2019年2月17日 12時) (レス) id: 2a9665702f (このIDを非表示/違反報告)
蒼羅(プロフ) - 声を大にして言いたい。 大 好 き で す ！！！ とても好きです…はい…更新頑張ってください！ (2019年2月17日 12時) (レス) id: 8d56014de4 (このIDを非表示/違反報告)
阿羅姫(プロフ) - mayumiさん» そうですね。姉弟に対しても容赦はないでしょうね。もしよろしければボードでもお話しませんか？お返事お待ちしてます！ (2019年2月10日 8時) (レス) id: 2a9665702f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿羅姫 | 作成日時：2018年11月12日 22時
