五十四話【君たちは】 ページ11
緑谷side
エンデヴァーの息子…！
「万年No.2のヒーローだ。おまえがNo.1ヒーローの何かを持ってるなら俺は……
尚更勝たなきゃいけねぇ。」
僕には、轟くんが言っていることがよく分からなかった。
「親父は極めて上昇志向の強い奴だ。
ヒーローとして破竹の勢いだら名を馳せたが…それだけに生ける伝説オールマイトが目障りで仕方なかったらしい。
自分ではオールマイトを変えられねぇ親父は次の策に出た。」
ますます分からなくなっていく。
「何の話だよ轟くん…。僕に…何を言いたいんだ…。」
「"個性婚"知ってるよな。」
「………！！」
思わず言葉を失う。
轟くんの話を聞いてみて、僕は何て言えばいいのか分かららなかった。
「記憶の中の母はいつも泣いている…。
それにアイツは俺らからの愛を知らずに過ごしていた…！！」
アイツ…？
「『おまえの左側が醜い』と母は俺に煮え湯を浴びせた。」
思わずゾッとする。
「ざっと話したが俺がおまえにつっかかんのは見返すためだ。
クソ親父の個性があるからアイツは俺たちから離れていった。家族とも呼んでもらえなくなるほどに。
俺らにも悪いとこはあるが、元凶はあのクソ親父の個性があったからだ。
クソ親父の個性なんざなくったって……いや…
使わず一番になることで奴を完全否定する。」
あまりにも違う世界の話で正直ビビった。
目指す場所は同じでもこうも違うのか…。
「言えねえなら別にいい。おまえがオールマイトの何であろうと俺は右だけでおまえの上に行く。
時間取らせたな。」
これだけは轟くんに言いたい。
「僕は…ずうっと助けられてきた。さっきだってそうだ…。僕は
誰かに救けられてここにいる。
オールマイト…。彼のようになりたい。その為には1番になるくらい強くなきゃいけない。
君に比べたらささいな動機かもしれない…。
でも僕だって負けらんない。僕を救けてくれた人たちに応える為にも…！
さっき受けた宣戦布告改めて僕からも…
僕も君に勝つ！」
轟くんは僕を黙って見ている。
「それに…悪いことをしたと思うなら、ちゃんとAさんに謝りなよ…！！」
「！！何でおまえが…。」
初めて轟くんの顔に戸惑いが浮かぶ。
僕は今まで思っていたことを言った。
「轟くんとAさんは…双子でしょ？」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーキャラ
麗日お茶子
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阿羅姫(プロフ) - みっきいさん» コメントありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです！これからも更新頑張るのでよろしくお願いします！！ (2019年2月21日 19時) (
レス) id: 2a9665702f (このIDを非表示/違反報告)
みっきい - はじめまして！刀剣乱舞・ヒロアカ、両方好きな人なんですが、とっっても、面白いです！！更新されるの、楽しみにしています！ (2019年2月21日 17時) (レス) id: 2351040ff8 (このIDを非表示/違反報告)
阿羅姫(プロフ) - 蒼羅さん» コメントありがとうございます！そのように言ってもらえてとても嬉しいです！もうなんかウルっと来てしまいました…笑これからもよろしくお願いします！！ (2019年2月17日 12時) (レス) id: 2a9665702f (このIDを非表示/違反報告)
蒼羅(プロフ) - 声を大にして言いたい。 大 好 き で す ！！！ とても好きです…はい…更新頑張ってください！ (2019年2月17日 12時) (レス) id: 8d56014de4 (このIDを非表示/違反報告)
阿羅姫(プロフ) - mayumiさん» そうですね。姉弟に対しても容赦はないでしょうね。もしよろしければボードでもお話しませんか？お返事お待ちしてます！ (2019年2月10日 8時) (レス) id: 2a9665702f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿羅姫 | 作成日時：2018年11月12日 22時
