三十話【嫌いな人の背中】 ページ32
「死柄木弔。」
さっき私をここにワープさせた敵がやってくる。
「黒霧、お前13号はやったのか。」
「行動不能には出来たものの散らし損ねた生徒がおりまして……
一名逃げられました。」
きっと私がここに来た後に誰かが応援を呼びに行ったんだろう。
個性から考えると早く移動できるのは飯田だけだからきっと彼に違いない。
「そしてそこにいる審神者…その刀たちにも居場所を知られてしまいました。
彼らの殺気は尋常ではなかったので…。」
「…………は？
はー…。黒霧、おまえ…おまえがワープゲートじゃなかったら粉々にしたよ。
さすがに何十人ものプロ相手じゃ敵わない。
ゲームオーバーだ。あーあ…今回はゲームオーバーだ。」
…嫌な予感しかしない。
ここまで大袈裟にしておいてコイツらが簡単に帰ったりするわけがない。
「けどその前に平和の象徴としての矜持を少しでも
へし折って帰ろう！」
気付かなかった…。
梅雨ちゃんたちがこの場にいるっていう事…。
私の腕を崩した敵の手が梅雨ちゃんの顔に触れられていた。
『つ、ゆちゃん…！！』
だけど梅雨ちゃんの顔は崩れていない。
こんな事ができるのは…
「本っ当かっこいいぜ、イレイザーヘッド。」
『相澤さん！』
「大将！！」
そこに薬研たちもやってくる。
「大丈夫だったかい？」
『大丈夫だよ。それより…ッ！？緑谷！？』
相澤さんをボロボロにした怪物が緑谷の腕を掴んでいた。
私が個性を発動しようと構えた時…
バアアン！！
『！？』
「もう大丈夫。」
私の目の前にあったのは…
「私が来た。」
私の大っ嫌いな後ろ姿だった。
『オールマイト…。』
「あー…コンテニューだ。」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーキャラ
石切丸
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No.0 - 41話のいれいざは、イレイザーってことでOKなんですか？ (2019年8月11日 18時) (
レス) id: 9904cf217a (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 更新待ってます。楽しみに待ってます。頑張ってください (2019年1月30日 18時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
mikki-(プロフ) - 歴史改正主義者じゃなくて歴史修正主義者では？あと、歴史遡行軍ですよ。逆行ではなく。故意でそうしているのならすみません。 (2018年11月25日 10時) (レス) id: ff1721209b (このIDを非表示/違反報告)
阿羅姫(プロフ) - 葉月さん» 教えてくれてありがとうございます！ (2018年11月2日 18時) (レス) id: 5731dad7e4 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 宗三さんの漢字間違ってますよ (2018年11月2日 17時) (レス) id: 6eb1707e0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿羅姫 | 作成日時：2018年9月18日 23時
